- こうちょう
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こうちょう【候鳥】ある地域に, 毎年一定の季節になると姿を見せ, 他の季節にはいなくなる鳥。→ 渡り鳥IIこうちょう【好調】調子や具合, 景気などがよいこと。 事が思い通りにうまく行くこと。 また, そのさま。⇔ 不調⇔ 低調「仕事は~に運んでいる」「~の波に乗る」﹛派生﹜~さ(名)IIIこうちょう【広張】勢力などを広め, 盛んにすること。IV
「国威を~すべし/明六雑誌 17」
こうちょう【広聴】広く意見を聞くこと。 特に行政機関が公衆の意見や要望を聞き募ること。Vこうちょう【弘長】年号(1261.2.20-1264.2.28)。 文応の後, 文永の前, 亀山天皇の代。VIこうちょう【後凋・後彫】〔論語(子罕)「歳寒然後知松柏之後凋也」による。 松柏が他の草木より後れてしぼむ意〕困難にたえて固く節操を守ること。VII「~の節」
こうちょう【後朝】(1)その翌朝。 明くる朝。 ごちょう。(2)男女がともに寝た翌朝。 ごちょう。 きぬぎぬ。「~の心をよめる/金葉(恋上詞)」
~の使い男女が会った翌朝, 男から女のもとに手紙を持たせてやる使い。VIIIこうちょう【後趙】中国, 五胡十六国の一。 羯(ケツ)族の石勒(セキロク)が建てた王朝(319-351)。 都は襄国(ジヨウコク)。 のち鄴(ギヨウ)に遷都したが, 漢人の将軍冉閔(ゼンビン)に滅ぼされた。 ごちょう。IXこうちょう【更張】(1)ゆるんだ糸などをあらためて張ること。(2)ゆるんでいた物事を引き締めて盛んにすること。X「御誓文の意を~する/明六雑誌 12」
こうちょう【校長】学校の長。 小・中・高等学校において, 学校を代表して校務をつかさどり, 所属職員を監督・指導する地位にある者。→ 学長XIこうちょう【皇朝】(1)皇国の朝廷。 日本の朝廷。(2)日本。XIIこうちょう【硬調】(1)写真の原板・印画で明暗や色彩の対照が強く出ていること。(2)取引市場で, 買い人気が強く, 値上がりの形勢にあること。 堅調。⇔ 軟調XIIIこうちょう【紅潮】(1)日に映えて紅色に見える海の波。(2)頬などが赤らむこと。XIV「耳まで~する」
こうちょう【絳帳】(1)赤色のとばり。(2)〔後漢の大儒, 馬融が, 赤いとばりをめぐらし, その前に生徒をおいて教えた故事から〕師の席。 学者の書斎。XVこうちょう【腔腸】腔腸動物の胃腔。 水流は口と胃腔を往復する。XVIこうちょう【貢調】みつぎものをさし出すこと。 また, そのみつぎもの。XVIIこうちょう【高張】ある溶液の浸透圧が, 比較する溶液より高いこと。⇔ 低張XVIIIこうちょう【高潮】(1)満潮で, 海面が最も高くなった状態。⇔ 低潮(2)調子や程度が極度に高まること。 絶頂。XIX「議論が~する」「最~」
こうちょう【高聴】相手を敬ってその人が聞いてくれることをいう語。 清聴。XX「ご~を謝す」
こうちょう【高調】(1)高い音調。「漸く~に吟するを得たり/花柳春話(純一郎)」
(2)意気が揚(ア)がること。 気分が高まること。「雰囲気が~する」
(3)強調すること。XXIこうちょう【黄鳥】(1)ウグイスの異名。(2)コウライウグイスの異名。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.